主な生産地
奈良市や天理市、田原本町など奈良盆地だけでなく、曽爾村などの高原でも栽培されています。畑でまるまると育つ千筋みずなの光景は圧巻です。
水菜には、京菜という別名があり、その名の通り京都の九条東寺付近で栽培が始まりました。奈良県でも有名な八条水菜というものがあり、大和野菜として認定されるときに生産拡大を目指し、八条水菜ではなく千筋みずなと命名されました。多くの葉が密集していることから千筋菜とも呼ばれる水菜。奈良県で栽培される千筋みずなは、市販の水菜からは想像できないほど、白菜と同じくらいの大きさまで育ち、葉が密集しています。また1本1本茎がしっかりとしており、力強さを感じる水菜です。
奈良市や天理市、田原本町など奈良盆地だけでなく、曽爾村などの高原でも栽培されています。畑でまるまると育つ千筋みずなの光景は圧巻です。
直売店に出荷していませんが、私の祖母が自給自足のために千筋みずなを作っています。一株が大きいこの千筋みずな。私の祖母は、それを鷲掴みし、豪快に引っこ抜きます。せっかくなので、農家の方々のページにて紹介しています。
しゃきしゃきとした歯ごたえに特徴がある千筋みずな。他の水菜と同じ要領で使用できます。例えば、水洗いをしてそのままサラダとして、一口サイズに切って鍋の具として。簡単に扱える点から、大和野菜の中で特に親しみが持たれています。特におすすめが、さっとゆでたみずなをすりこまと醤油で味を整えた和え物。ごまの香りとみずなの風味が抜群に合います。