• 安定性した生産量を持つ

  • 伝統や由来に魅力がある

  • 形状や味に特徴がある

  • 稀少性に価値がある

  • 大和いも
    大和いもタイトル

    大和野菜の認定を受ける前から大和の伝統野菜として名が知られていた大和いも。正倉院文書によると1300年前の奈良時代には既に天皇に献上されていた野菜のひとつです。ヤマノイモの仲間であり、他に里芋が挙げられます。長芋のようにすりおろして食べることが一般的です。山薬と別名があるように、イチョウの働きを整えるなどの薬効もそなえています。品質も良く、京都の薯蕷(じょうよ)まんじゅうの原料としても利用されています。

    生産地

    主な生産地

    県内では葛城山麓地域が産地の中心となっており、この地域に位置する御所市は大和いもの産地として有名で、江戸時代から栽培が行われているという歴史があります。近年になって課題であったコスト削減の為に、増殖法を成功させるなど、生産性向上が期待されています。

    農家の方

    御所市で、栽培されている西川さんです。夫婦で栽培に取り組まれていますが、今回は奥さんである千代子さんにお話を伺いました。畑の向こう側にそびえ立つ葛城山。この山がこの土地での栽培に関係していると、西川さんはおっしゃっいます。

    簡単においしく食べる

    皮をむいてすりおろし、卵とみそ汁を加えてさらにすり混ぜた「とろろ汁」が昔から受け継がれる大和いもの食べ方です。ですが、他にも利用方法があります。粘り気が強い為、すりおろしても団子状にまるめることができます。それを鍋に入れ煮込むと、ふわふわとした食感とともに芋のしっかりとした味を楽しむことができます。

    手に入るお店

    葛城にある直売店で販売されています。また、ダイキ天理店の産直市でも販売されています。1個の値段が500円するものもあり、高級な野菜の印象を受けますが、食べた後その値段に納得する程、濃厚な味をしています。例えるなら、とろろ芋が3倍くらい濃くなった味です。