主な生産地
半日蔭の土地を好み、傾斜地でも栽培できることから、五條市や吉野郡などの山間部で古くから作られています。収穫期は晩夏から初秋にかけての約1ヶ月です。
「魏志倭人伝」の中には既に栽培の記述があることから、古くから食用とされてきたとされる花みょうが。山椒や三つ葉のように、裏庭や屋敷林の木陰、多く育てられている作物のひとつです。花みょうがの独特の香りは、冷や奴やうどんの薬味として味を豊かにするものです。名前に花がついていますが、それは、みょうがの内部に開花前の蕾(花穂)を持っている為です。
簡単においしく食べる
薬味として役に立つ花みょうが。みそ汁にも相性ぴったりです。みょうがを食べ過ぎると物忘れがひどくなるという俗信がありますが、この独特の香りはクセになるものです。
手に入るお店
県内のスーパーでも手に入りますが、花みょうは主に農家の間だけで消費される野菜ですので、あまり流通しません。他県のみょうがも販売されていますので、花みょうがでない場合があります。