主な生産地
生産地は限られており、五條市の南部に位置する金剛・葛城山麓の扇状地で栽培されています。この土地は砂質で排水がよいためこの特徴を活かし、水稲の裏作として栽培されています。
ごぼう本来の香りが豊かな香りごぼう。アクが少ない上、とても柔らかく、根部が20cmと普通のごぼうより短いのが特徴です。水稲を栽培した水田で香りごぼうを栽培することにより、連作障害を防ぐと同時に水田に水を張ることで土中の病害虫が減少し、農薬をあまり使用することなく栽培することができます。安全で安心の野菜ということができます。連作障害とは、同じ作物を同じ場所で繰り返し栽培すると何らかの原因で生育不良に陥ることです。栽培に工夫を加えられた香りごぼうは、五條市を代表する野菜です。
生産地は限られており、五條市の南部に位置する金剛・葛城山麓の扇状地で栽培されています。この土地は砂質で排水がよいためこの特徴を活かし、水稲の裏作として栽培されています。
北宇智ゴボウ組合が香りごぼうの栽培に取り組まれています。設立当時の生産者数は10名程度で、現在は9名で栽培されているそうです。地元に直売店がオープンしたことをきっかけに、販売促進を図る動きがありました。ここで積極的に得た消費者の生の声を取り入れ、ごぼう規格や容量、包装などに対応してきました。また、除草にもできる限り手作業で行ったりと、安全・安心に心がけておられるそうです。この取り組みは地域活性化に大きく寄与していると評価され、平成17年度に奈良県農業賞を受賞、平成21年度には日本農業奈良県代表に選ばれています。
他のごぼうと同様に天ぷらやきんぴらにするのが一般的です。この香りごぼうの香りや栄養分は、皮や皮付近に多く含まれているので、ごぼうを洗う時は、あまり強くこすり皮をそぎ落とさないようにすことがポイントです。
旬は3〜5月あたりで、直売店を中心に販売されるそうです。お問い合わせはJAならけん五條営農経済センターへ(TEL:0747-22-2512)どうぞ。