主な生産地
葛城市や五條市、明日香村でも栽培されています。春蒔きでも奈良の肥沃(ひよく)な土壌で栽培することで、年内に収穫が可能です。
長ネギと比べて大和ふとねぎは、白い部分が太く短いです。熱調理をすると、甘みやとろみが出てくるので、鍋では大活躍するねぎです。市販で売られているねぎと大きさは異なります。葉もしっかりとしており、畑には空へ向かってずずっと伸びている太い葉が並んでおり、その光景は立ち止まって見てしまうほどです。大和ふとねぎは、葉の緑色の部分も根の白い部分も全て食べる事ができ、おいしいところを取り揃えている贅沢なねぎです。タンパク質や辛味成分も多く含まれ、風邪予防の効果も発揮されます。寒い季節には是非口にしたいねぎです。
葛城市や五條市、明日香村でも栽培されています。春蒔きでも奈良の肥沃(ひよく)な土壌で栽培することで、年内に収穫が可能です。
文章だけの紹介となってしまいますが、「柊の里」の二宮さんです。柊の里とは、社会福祉法人で、障がい者の自立支援として農業に取り組む活動をされています。二宮さんは、その一環として、大和ふとねぎの栽培を始められたそうです。畑には、約6000本ものふとねぎが栽培されていますが、出荷まで全てされています。また、JAならけんへ出荷する以外に、レストランや直売店にも販売を行っており、消費者から「おいしい」という一言を聞いたとき、苦労が報われる思いがあって嬉しいとおっしゃっています。まだまだ大和野菜全体も知名度が低いため、より積極的な広報活動を奈良県や農協も努力し欲しいとも切実に思われています。
鍋にいれるととろみが増し、体も温まりますが、「ねぎ焼き」もまた絶品です。大和ふとねぎをじっくり網で焼き、醤油を少し垂らすだけ。網で焼くことで香ばしくなり、且つねぎの甘みも増します。これでお酒を一杯、なんていうのもいいでしょう。